理系教育、就職への備え 中国で過熱 150億ドル規模の市場に (1/3ページ)

2017.1.6 05:00

香港のクリエーティブコーディングでロボット工学を学ぶ生徒=昨年12月(ブルームバーグ)
香港のクリエーティブコーディングでロボット工学を学ぶ生徒=昨年12月(ブルームバーグ)【拡大】

 中国でロボットや人工知能(AI)をはじめとした先端技術を子供に教える理系教育市場が熱を帯びている。将来、世界一の激戦が予想される就職競争に備え、多額の教育費を投じる家庭が増えていることが背景にあり、ソニーやデンマークのレゴ・グループなどが相次ぎ参入している。

 ◆問題解決型に脚光

 教育熱心な親たちの脚光を浴びているのは、米国発で科学・技術・工学・数学(STEM)分野の知識を結合した問題解決型の教育法だ。

 杭州のインターネット業界で働くシュオ・ユーさん(37)は、労働市場でロボットに打ち勝つ存在になるために子供には早期教育が不可欠と考えていた。気がつけば、息子のワン・イージョウ君(10)のSTEM教育費は年3000ドル(約35万円)の授業料のほか、350ドルのレゴのロボット工学セットや米国で開催された米半導体大手インテルが支援するロボレーブ大会への参加費用が加わり7300ドルにまで膨れあがった。

 それでも、シュオさんは「予算に上限はない。確かに今、息子のロボット工学教育に多くのお金を使っているが、この子が18歳になったときにどんなチャンスをつかめるかに目を向ける必要がある」と語る。

 中国では約1000万人の学生がSTEM教育による成功を目指すエリートコースにいる。

 中国コンサルティング会社、JMDエデュケーションは、保護者がコンピュータープログラミングやロボット工学の分野でいち早くわが子にスタートを切らせたいことから、STEM教育を受ける学生は2020年までに5000万人に達すると予測。需要増に伴い、150億ドル規模の市場が創出されるとみている。中国にはソニーやレゴ、英教科書出版のピアソンがすでに進出している。

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