「石炭使用減でマグロの水銀濃度低下」 (1/2ページ)

2017.1.10 05:58

網にかかった大西洋クロマグロ(GettyImages)
網にかかった大西洋クロマグロ(GettyImages)【拡大】

 環境にまつわる明るいニュースは、丸々太ったホッキョクグマと同じくらい珍しくなってしまったが、これはその一つといえそうだ。北米における石炭使用量の減少や化石燃料の有害物質発生を抑える技術の進歩により、大気中の水銀量は減少傾向にある。つまり、空気や海、食の安全性が増しているとの見方が出ているのだ。

 米学術誌エンバイロメンタル・サイエンス・アンド・テクノロジーに掲載された研究報告によると、大西洋クロマグロの水銀濃度は2004~12年にかけて19%低下した。北大西洋の大気に含まれる水銀量も01~09年にかけて20%減少しており、大気中の水銀量低下に向けた人類の取り組みが効果を上げている可能性が高いという。

 石炭は水銀の大気排出を引き起こす主要因の一つだ。大気から海へ運ばれた水銀は、海中で有害なメチル水銀へと変化し、食物網の頂点にいるマグロやメカジキなどの体内に蓄積される。このため、特に子供や妊婦はこうした魚類の摂取を避ける傾向がある。

 同論文の執筆者である米ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校のニコラス・S・フィッシャー教授(海洋大気科学)は「マグロの水銀濃度低下が大気中に排出される水銀量の低下に起因すると明確に立証したわけではない。しかし、特筆すべき類似点だ」と語る。

石炭産業の復活を選挙公約の一つに掲げていたトランプ氏

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。