トランプ氏会見　菅官房長官「しっかり分析」

　菅義偉官房長官は１２日の記者会見で、米国の雇用創出に全力を挙げる考えを示した米国のトランプ次期大統領の会見に関し「まだ就任前なので、政府としてコメントすることは控えたい。しっかりと分析している」と述べた。

　日本との貿易赤字を問題視した発言に対しては「日米経済関係のさらなる発展、深化を図っていく取り組みを進めていくことは、どなたが（大統領に）なっても同じことだ」と強調。「活発な貿易、投資は日米経済関係の活力の源泉だ」とも指摘した。生産拠点を米国外に移転する企業に高い関税を課すと表明した点については「投資や雇用など、日本企業は米国の良き企業市民として米国民に認知されている」と語った。