【講師のホンネ】いますぐ歌舞伎を楽しむ方法 堀越一寿 (1/2ページ)

2017.2.8 05:00


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 歌舞伎の“大向こう”をしている。“大向こう”は、現代ならスポーツ観戦時のサポーターに似ている。舞台上の役者に声援を送り、芝居を盛り上げる役割と考えると分かりやすい。私は大向こうとして、歌舞伎の魅力を伝える入門講座を開催している。ところが「歌舞伎に行きませんか?」と誘うと、90%の人から「分かるかなぁ?」と不安の声が返ってきてしまう。

 実は、どんな初心者にも「想像していたよりずっと面白かった!」と喜んで頂ける簡単な方法がある。

 「歌舞伎はネタバレOK!」「セリフは分かるところだけ」の2つだけだ。

 まず、一番の間違いは歌舞伎を「映画を見るように楽しもうとする」こと。実は、歌舞伎の楽しみ方は映画よりもコンサートに近い。あなたがもし人気バンドのコンサートに行くとしたら、事前にCDを聴いて予習していくのではないだろうか。コンサートで全部が知らない曲だったらガッカリするだろう。歌舞伎も同じなのだ。劇場に着いたら、すぐにプログラムを買ってあらすじを読んでみてほしい。たったこれだけで「分かろうとする」ことから解放されて、役者の魅力、衣装や美術の美しさ、音楽や効果音が味わえるようになる。

 そしてもう一つ。セリフがわからないと思ったら、分かるところだけに意識を向けてみてほしい。コミュニケーションで言語が果たす役割はわずか7%という研究者もいるほどに、言葉はほんの一部でしかない。本当に大切なのは、役者の表情、身体の動き、声の抑揚や強弱が発する思いを感じることだ。

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