【講師のホンネ】親がなくては子は育たぬ 西澤圭一 (1/2ページ)

2017.2.15 05:00


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 動物は生まれて初めて目にするものを親だと思い、そのものについていこうとする習性がある。鳥のひなが卵からかえり、最初に猫を目にすると、そのひなは、猫に一生懸命ついて行こうとするそうだ。

 これまで20年以上、小中学生と関わる仕事をしてきた中で、近年子供たちの様子が変わってきている。

 自分が何をしたいのか、どうなりたいのか、分からない子が増えてきた。これは小中学生に限らず、高校生、大学生においても同じこと。大学に進むのに何を選択していいのか、就職を決めるのに何の仕事がしたいか分からない。とりあえず進学しよう、就職しよう。そんな子が少なくない。とりあえずで、入った大学の中退率は10%を超え、入社から1年たたずに転職する率は15%を超える。10年以上前には、この数字は半分以下だった。

 「本人の人生だから、本人の好きにすればいい」。保護者の方がよく使う言葉である。以前から耳にしたが、近年意味合いが変わってきている。

 以前は「やりたいことは、やらせてあげたい」だったことが、今は「駄目なら仕方ない」。「好きにすれば」という言葉の使い方が、応援者から、ただの傍観者になってきている。

 自分自身が努力しなければ、いい結果は出ないというのは当然だ。でも、子供が小さかった頃のことを、ちょっと思い出してみてほしい。歩いたと言っては喜び、お遊戯がやれたと言っては褒めていなかったか? 赤ちゃんに「泣いてもわからない、自分のことなんだから自分できちんと伝えなさい」という人はいない。いつもそばにいて、手助けをし、時には見守り一緒に成長してきたはずだ。

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