忘れられたジカ熱、旅行にはご用心 (1/3ページ)

2017.2.20 05:00

マイアミでは、感染が確認されてすぐに殺虫剤の散布や啓蒙活動などを講じ、ジカ熱対策で高い評価を得ている=マイアミ・ビーチ(GettyImages)
マイアミでは、感染が確認されてすぐに殺虫剤の散布や啓蒙活動などを講じ、ジカ熱対策で高い評価を得ている=マイアミ・ビーチ(GettyImages)【拡大】

 ジカウイルス感染症(ジカ熱)の発生を受けて、米疾病対策センター(CDC)がブラジルやカリブ海諸島への渡航を控えるよう最初に勧告してから1年以上がたった。昨年1月から8月にかけてジカ熱のニュースはメディアで大々的に取り上げられ、旅行業者やホテル経営者を混乱に陥れた。感染地域にあるセントレジス・プエルトリコなどのホテルが30%の減益に見舞われた一方、感染が確認されていないハワイは空前の観光ブームに沸き、観光客数は倍増した。

 しかしこの数カ月、ジカ熱は世間から忘れ去られている。これはつまり、もう心配する必要はなくなったということだろうか? 専門家に意見を聞いてみた。

 ◆新たな感染例4000件

 ジカ熱は昨年感染が起きたカリブ海地域30カ国や南米18カ国において根絶されたわけではなく、今や東南アジアから南太平洋に至るあらゆる地域に発生している。にもかかわらずジカ熱のことを最近聞かなくなったのは、冬季は蚊の活動が活発でないためだ。さらに、昨年8月にリオ五輪が選手や観客にジカ熱感染者を出さないまま閉幕し、その後、米大統領選挙のニュースがメディアを席巻したため、ジカ熱の話題は次第に下火となっていったことも主な理由だ。

 とはいえ11月から今年1月までの間に、CDCは米本土とプエルトリコ、米領バージン諸島、米領サモアにおいて4000件近い新たな感染例を確認した。

 「この病気は当初の想定よりも恐ろしい病気であることが分かってきた。新型肺炎(SARS)やエボラ出血熱など地域封じ込めが可能な病気とも違う」と、米ニューヨーク大学のジョナサン・M・ティッシュ観光ホスピタリティ研究所の副学部長、クリスティン・ラムルー氏は説明する。

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