石原慎太郎氏らの証人喚問３月１９、２０日で調整

　豊洲市場（東京都江東区）の移転問題を検証する都議会の百条委員会理事会が２４日開かれ、３月１１、１８、１９、２０日の４日間に証人喚問を行うことで合意した。関係者によると、土地購入当時の都知事だった石原慎太郎氏と用地買収交渉を担当した浜渦武生元副知事の証人喚問は同１９、２０日に行う方向で調整する。

　同１１、１８日には、豊洲の所有者だった東京ガスの当時の交渉担当者などの証人喚問を予定。環境基準を超えた有害物質のベンゼンなどが検出された地下水モニタリングについては、豊洲問題を集中審議する特別委員会で調査する。

　百条委では、築地市場（中央区）の移転先として豊洲を選んだ理由や、都との契約に難色を示していた東京ガスとの交渉経過を調査。豊洲の土壌汚染対策が適切に実施されたのかなども検証する。