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□文部科学大臣賞・香川県立多度津高等学校
■地域と連携して水質浄化、エコプロジェクトなど展開
2007年度の学校統合以来、工業科と水産科を併設した専門高校として地域と連携した取り組みを展開。学習指導では環境にかかわる教科が多く設定され、生徒一人ひとりが環境問題について興味や関心を深めている。
具体的には、多度津町の用水池での「イケチョウガイによる水質浄化プロジェクト」(13年度~)のほか、間伐材や自然エネルギーを積極的に活用したエコハウス建築といった「エコプロジェクト」(08~12年度)など多彩な活動を推進。このほか、夏場の強い日差しを遮り、憩いの場を提供している「緑のカーテン計画」、香川県の干潟で86年ぶりの希少生物採集に成功した「海洋環境調査」、うどん店から出るカマボコ板を再利用して子供たちにモノづくりの楽しさを伝えている「廃材を利用した地域貢献」なども実施している。