小型家電リサイクル制度が5年目になるのを前に、各地の自治体が推進策を探る環境省主催の会合が17日、東京都内で開かれた。回収した金属を東京五輪・パラリンピックのメダルとして再利用する取り組みを通して、制度をPRすべきだとの意見が相次いだ。
青森県弘前市や千葉県南房総市は、不燃ごみや粗大ごみなどと一緒に回収する方式で実績を上げていると紹介。香川県丸亀市は、携帯電話やパソコンからの個人情報の流出を防ぐため回収後に破壊した上で倉庫に保管していると説明した。
東京五輪の組織委員会が4月から、メダルに活用する金属の回収を始めることについて、岩手県一関市は「環境に配慮した大会と世界に発信できる」と協力姿勢を示した。岡山市も「制度のPR効果は絶大だ」と歓迎した。