タイ市民団体などが中国主導のメコン川浚渫計画に反発 環境悪化を懸念 (1/2ページ)

2017.3.28 05:00

メコン川上流で岩礁の間を進む船=2月、タイ・チェンライ県チェンコン地区(共同)
メコン川上流で岩礁の間を進む船=2月、タイ・チェンライ県チェンコン地区(共同)【拡大】

 自然豊かでメコンオオナマズなどが生息するメコン川上流域に点在する岩礁を爆破して浚渫(しゅんせつ)し、大型貨物船の航行を可能にする中国主導の計画が反発を受けている。タイの市民団体などが環境悪化を懸念して反対し、計画に待ったがかかる可能性も出てきた。

 タイ北部チェンライ県チェンコン地区。かつては麻薬の一大生産地として有名だった「黄金の三角地帯」の一角で、メコン川の向こう岸はラオスだ。ミャンマーや中国国境も近い。

 同地区ではメコン川は急流域が多く、数十キロにわたって岩礁や浅瀬が点在するため、航行できるのは小型船だけ。船は岩と岩の間を縫うように行き交う。最近は風光明媚(めいび)な川のクルージングを楽しもうと、外国人観光客も多く訪れる。

 メコン川上流では2025年の完成を目指し、中国、ラオス、タイ、ミャンマーの4カ国共同で、水上交通の活発化を目的に大規模な浚渫事業が始まっている。

 工事費用は、メコン川の開発に積極的な中国が負担。中国雲南省からラオスまで600キロ以上にわたり川を浚渫し、500トン級の商業船の航行を可能にする計画だ。中国やミャンマーでは既に一部地域で岩礁などの爆破作業が行われたが、タイやラオスの流域はまだ手つかずになっている。

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