砕け散るかEU残留派の夢 英総選挙 選択肢は「強硬離脱」和らげるくらい (1/2ページ)

2017.4.21 06:08

 英国の欧州連合(EU)離脱選択はとんでもない過ちで、覆せるかもしれないと考える人たちに、メイ首相の総選挙実施の決断は希望の瞬間をもたらした。脳裏に浮かぶのは同首相が選挙で負け、国民投票が再び実施されるシナリオだ。だが、現実は甘くないようだ。

 「もし明日、国民投票をやり直したとしても、結果は同じだろう」と語るのは、英国とEUの関係を維持しようと運動するオープン・ブリテンのディレクター、ジェームズ・マッグロリー氏だ。

 英EU離脱はもはや覆せないという認識を、EUとたもとを分かつという選択に大ショックを受けた人々も認めつつある。昨年6月の国民投票で残留を支持した有権者の48%、約1600万人に残された選択肢はほとんどない。せいぜいが、強硬離脱を和らげることぐらいだ。

 マッグロリー氏は6月8日の総選挙について、議会の勢力図を変えるチャンスだとみている。メイ首相に圧力をかけ、姿勢を後退させるためだ。同首相は単一市場からの撤退に加え、国境管理と予算の権限を取り戻すことを貿易よりも優先している。「強硬離脱が望ましいとする議員の数を抑え、そうした見方をとらない候補者が議席を確保できるチャンスを最大化するということだ」と同氏は語る。

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