有機食品、健康効果に疑問の声 農薬影響はごく僅か「気にするほどではない」 (1/4ページ)

 あなたが子供を持つ親であれ、環境保護主義者であれ、単なるやかまし屋の買い物客であれ、スーパーの青果売り場で「有機栽培のものを買うべきか?」と悩んだことがあるはずだ。農家が虫よけなどのために使う恐ろしげな化学薬品については、誰もが耳にしている。少し高い値段を払えば、「無農薬」という心の平穏を手に入れることができると、誰でも考えがちだ。有機農産物の収益はこうした消費者の恐怖心により押し上げられている。

 恐怖心から買い控え

 米環境保護団体エンバイロンメンタル・ワーキング・グループ(EWG)は3月上旬、農産物の農薬含有量に関する年間ランキングのベスト15(クリーンな15種)とワースト12(汚染された12種)を発表した。消費者は、自分が好きな果物が汚染された12種に入っていた場合は有機農産物の購入を検討するといった形で、このリストを利用できる。

 今年のランキングでは、サンプルの98%以上で残留農薬が検出されたイチゴとホウレンソウが汚染された12種のトップ2を占めた。イチゴのあるサンプルからは20種類の農薬が検出され、ホウレンソウのサンプルには他の農産物の平均2倍の農薬が残留していたという。

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