「再生医療の安全性確保につながる」 不要iPS細胞を効率的に除去 京都大が手法を開発

2017.5.19 17:50


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 人工多能性幹細胞(iPS細胞)からさまざまな細胞を作り出す分化の工程で、特定の合成ペプチドを添加し、分化しなかった不要なiPS細胞を1~2時間で簡単に除去できる手法を開発したと、京都大iPS細胞研究所(CiRA)の斉藤博英教授(生物工学)らの研究チームが18日付の米科学誌「セル・ケミカル・バイオロジー」で発表した。

 チームによると、アミノ酸が複数つながった合成ペプチドの「D-3」は、iPS細胞の表面にある酵素に反応すると脱リン酸化し、iPS細胞に集まって死滅させる毒性を生じる特徴がある。

 実験では、未分化のiPS細胞とiPS細胞から分化した心筋細胞を1対9の割合で混ぜて2日間培養し、「D-3」を添加。その1時間後、全体の10%の割合で存在していた未分化のiPS細胞が0.4%に減った。D-3を添加しない場合は逆に、iPS細胞が細胞全体の20.8%へ増えたとしている。心筋細胞への毒性はないという。

 iPS細胞による再生医療の場合、腫瘍になる可能性がある未分化のiPS細胞を取り除く必要がある。斉藤教授は「高価な機器類も必要なく不要なiPS細胞を効率的に取り除くことができる。再生医療の安全性確保にもつながる」としている。

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