手作りごはんがコミュ二ケーションを加速 オフィス支援のサービスが次々登場 (2/3ページ)

2017.6.25 07:30

 定期的に懇親会を開いている外資系のデザイン会社グッドパッチは、70人分でオーダー。多国籍企業なので社員の国籍も多彩だ。イスラム教徒やベジタリアンの社員もいて、いつも飲食店の選択に悩んでいた。それで、どんな社員でも一緒に食べられるメニューをリクエストし、好評を得た。

多国籍の社員が所属する外資系企業では全員が一緒に食べられる料理を工夫

多国籍の社員が所属する外資系企業では全員が一緒に食べられる料理を工夫

 このサービスを立ち上げた株式会社キッチハイクは、これまで個人間のサービスを行っていた。COOK(クック)という呼び名の料理人が、自慢のメニューをサイトで紹介し、食べたい人がクックのもとを訪れるというサービスだ。これをオフィス用に発展させたのが、このサービスというわけだ。

 「弊社では、キッチンが併設したオフィスに移転してから、福利厚生として、スタッフ皆でランチを作って、毎日一緒に食べています。それを知った方の中から、うちの会社もやりたい、COOKさんに作りに来てほしい、という声が少しずつ届き始めたんです」(キッチハイクの川上真生子さん)

 そこで、知り合いの会社へトライアルとして出向いているうちに、社内にキッチンを作ったものの活用されてないケースを数多く目にしてきた。ならば手作りの料理サービスが成立するのでは?と考え、事業化に踏み切った。

「ある企業からは週に1回という定期的なランチの依頼がありました。ふだんは弁当を取っているそうですが、社員の健康のことを考えてのオーダーでした。このサービスでは、できるだけ社員さんに準備や片付けにも入ってもらっているんです。最初は嫌がるかなと思っていたのですが、これが思いのほか好評で、食器洗いや片付けしながらのコミュニケーションが楽しかったと喜んでもらっています。仕事での上下関係が消えて、誰もがフラットな関係になれるからだと思います」

「働くことの中心に“食事”があると、自然と会話が弾みます」

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