新たながん治療の鍵となる「IDO阻害薬」 課題は価格、効果にむら (2/4ページ)

がん治療の研究でT細胞を扱う研究技術者(ブルームバーグ)
がん治療の研究でT細胞を扱う研究技術者(ブルームバーグ)【拡大】

 免疫システムの自己防衛機能を高めがん治療に生かすがん免疫療法の研究は、ここ3年で拡大している。同療法は化学療法で効果の出ない患者に希望を与え、キイトルーダなどの大型医薬品を生み出している。一部の患者には極めて有効であるものの、同療法が効果を上げる患者は半数に満たないことも事実だ。

 治療成功率を高めるため、製薬会社は免疫機能を高める治療と他の治療の併用に目を向けている。米投資銀行リーリンク・パートナーズのバイオ技術アナリスト、マイケル・シュミット氏によれば、業界全体で約2000種の多剤併用療法が研究されているという。成功すれば、IDO関連薬は毎年30億~50億ドル(約3360億~5600億円)の市場価値を生み出す可能性があると同氏は話す。

 大きな課題の一つは価格だ。がん治療に新薬を使うと、患者1人当たり年間10万~15万ドルの費用がかかる。併用療法のため薬剤を増やせば、費用はさらに跳ね上がる。ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、サム・ファゼリ氏は「問題は、実際に元が取れるかだ。患者の反応性か反応持続時間に顕著な違いをもたらす必要がある。答えを得るには時間が必要だ」と述べた。

IDO阻害薬だけではがん細胞を殺すことはできなかった

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