ルンバは家政婦にはなれない…AIの発達で“消える”職業とロボにはできない仕事 (2/6ページ)


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  • 人間のプロ棋士を凌駕する「狭い人工知能」将棋ソフト

 現在、世界に普及している人工知能はすべて狭い人工知能である。たとえばチェスの世界チャンピオンを破ったIBMのディープ・ブルー、ジョパディ! というクイズで人間のチャンピオンを破ったIBMのワトソン、iPhoneに搭載されているバーチャル・アシスタントのSiriなど。グーグル検索でも、アマゾンでの買い物でも、背後にはこの狭い人工知能が働いている。狭い人工知能は人間のような意識を持っておらず、哲学的な観点から弱い人工知能と呼ぶこともあるが、特定分野では人間よりはるかに強力なのだ。

 現在のコンピュータは、ある分野では人間をはるかに凌駕する。たとえば計算能力を取ると、10ペタフロップスの能力を持つ京コンピュータは1秒間に1京回の浮動小数点演算(小数点を含む計算)をこなす(1京とは1の後ろに0が16個並んだ数字)。人間なら1秒に1回も計算できないだろう。つまり計算能力では、コンピュータの能力は人間の1京倍以上あるといえる。

 またビッグデータの解析でも、コンピュータは人間の能力をはるかに上回っている。コンピュータは何千万ものデータを解析して、人間には気づかない傾向を見つけたりする。

 子供は人工知能よりはるかに優れている

 ところが二足歩行を考えると、ロボットの歩き方はヨチヨチ歩きであり、子供程度の能力しか持っていない。パターン認識の能力を取っても、人工知能は人間に敵わない。たとえば、犬と猫の区別は3歳の幼児でも簡単にできるが、コンピュータには難しい。12年にグーグルの人工知能が猫を認識したと話題になった。グーグルは1000台のコンピュータに、動画投稿サイトYouTubeから取った1000万の静止画像を見せて、3日間学習させた。手法は教師なし深層学習(Deep Learning)というものである。

人間はパターン認識において、人工知能よりはるかに優れている

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