【専欄】習近平時代の共産党の変化 元滋賀県立大学教授・荒井利明 (2/2ページ)

 中国では「女性は天の半分を支える」といわれ、男女平等が唱えられている。だが、党における男性優位はトップ7人がみな男性であることからもわかる。今秋の党大会で選出される新しいトップ7人にも女性の名前はまったく挙がっていない。

 党員の女性比率は習近平時代に年々上昇しているものの、16年末でも25.7%に過ぎない。女性比率の上昇は習近平指導部の方針で、16年までの4年間、新党員の約4割は女性である。

 党の高学歴化も習近平指導部の方針で、短大卒以上の高学歴者の比率は、12年末には40%だったが、16年末には46%にまで上昇している。国民全体の平均学歴に比べて、党員の平均学歴が高いことはかねてから指摘されており、党は高学歴のエリート組織となっている。もっとも、前世紀末から大学の定員が急増しており、高学歴化が党においてまず実現しているともいえる。

 そして、今や、改革開放時代になってから入党した者が約8割を占めている。(敬称略)

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