平成28年度の児童虐待12万件、最多更新 前年度比18・7%増 厚労省まとめ (1/2ページ)


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 全国の児童相談所(児相)が平成28年度に対応した児童虐待の件数(速報値)は、前年度比18・7%(1万9292件)増の12万2578件で、過去最多を更新したことが17日、厚生労働省のまとめで分かった。調査を開始した2年度から26年連続で増加。厚労省は「心理的虐待が増え、警察からの通告が増加している。報道によって学校など関係機関の意識も高まっている」と分析している。

 調査は全国210カ所の児相に寄せられた通報や相談のうち、児相が虐待の疑いが強いと判断し、親への指導や施設入所などの対応を行ったケースを集計した。

 虐待の内容別では、子供の前で配偶者や親族らに暴力をふるう「面前DV」や他の兄弟と差別的扱いをするなどの「心理的虐待」が6万3187件で最多。前年度より1万4487件増えて、全体の51・5%を占めた。

 次いで「身体的虐待」が3万1927件(前年度比3306件増)、育児放棄である「ネグレクト」が2万5842件(同1398件増)、「性的虐待」が1622件(同101件増)だった。

 都道府県別の児童虐待の対応件数は、大阪が1万7743件で最多。東京1万2494件、神奈川1万2194件と続いた。最も少なかったのは鳥取で84件、島根214件、佐賀275件の順だった。

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