横浜市のパシフィコ横浜で17日に開催された「第10回日本高校ダンス部選手権(スーパーカップダンススタジアム)」全国大会のビッグクラス(13人以上)には、千葉県から2校が出場した。いずれも入賞は逃したが、女性らしさを生かした演技に会場は魅了された。
2年ぶり6回目の出場となった県立幕張総合は、全国大会常連校ながら昨年は出場を逃した。
雪辱を果たそうと、2年の女子23人が「計算高い女性」をテーマにフリースタイルのダンスを踊った。黒地に金色のラインが入った衣装で大人の女性をイメージ。赤い手袋でトゲのある美しいバラを表現したり、バレエの要素を取り入れたりして、女性のしたたかさを強調した。
部長の斎藤美咲さん(16)は「こんな舞台は一度しか経験できない。全力で笑顔で踊れた」と誇らしげな表情で語った。
千葉敬愛は2年連続3回目の出場で、2年女子のみのチーム。練習中には、「集中しよう」と声を掛け合うなどして士気を高めてきたという。
舞台では「べっぴん」と題したダンスで、女性の華やかさや強さを表現した。部員28人の鮮やかなピンクと黒の衣装が輝いた。迫力のある腕の動きが特徴で、後半では拳を握って、力強さを表現した。
部長の佐々木結夏(ゆいな)さん(17)は「チームワークではどの高校にも負けない。今日の演技は100点満点」と笑顔を見せた。