被団協の谷口稜曄氏死去 反核運動立ち上げ、88歳 「赤い背中の少年」

2010年5月、ニューヨークで被爆間もない自らの写真を手に被爆体験を話す谷口稜曄氏(共同)
2010年5月、ニューヨークで被爆間もない自らの写真を手に被爆体験を話す谷口稜曄氏(共同)【拡大】

  • 原爆犠牲者を慰霊する平和祈念式典で、「平和への誓い」を読み上げる被爆者代表の谷口稜曄氏=2015年8月、長崎市の平和公園
  • 死去した谷口稜曄氏

 長崎原爆の熱線で焼けただれた体を撮影した「赤い背中の少年」の被写体として知られ、被爆者運動の立ち上げにも深く関わった日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員の谷口稜曄(たにぐち・すみてる)氏が30日、十二指腸乳頭部がんのため死去した。88歳。葬儀・告別式は9月1日午後1時から長崎市光町16の18、平安社長崎斎場本館で。喪主は長男英夫(ひでお)氏。

 郵便局員だった16歳の時、長崎の爆心地から1・8キロで配達中に被爆。背中などに大やけどを負い、3年7カ月に及ぶ入院生活の中で米占領軍のカメラマンによって撮られた写真が、世界に発信された。

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