ビットコイン支える「ブロックチェーン」って何? NTTデータのスペシャリストが解説 (1/5ページ)

赤羽さん(左)と愛敬さん(右)
赤羽さん(左)と愛敬さん(右)【拡大】

  • ブロックチェーンの分類
  • “ビットコインのブロックチェーン”から“分散型台帳技術”へ(出典:NTTデータ、以下同)
  • ブロックチェーンの仕組み
  • 貿易金融への分散型台帳技術導入イメージ

 仮想通貨の代表といえば「ビットコイン」。仕様変更に伴う分岐騒動で、日本の多くの取引所では8月1日に一時取引が中止されたものの、翌日には取引を再開。9月に入ってからも安定した稼働を続けており、1BTC(BTC=ビットコインの通貨単位)の価値は一時50万円を超えるほど高まっている。

 この仮想通貨を実現し、信頼性を支えている技術が「ブロックチェーン」だ。

 ビットコインの注目度の高さから「ブロックチェーンといえばビットコイン」と考える人もいるかもしれないが、その理解は正確ではない。ブロックチェーンにはさまざまな種類があり、ビットコインに用いられている「パブリック型」のほか「プライベート型」や「コンソーシアム型」が存在し、現在さまざまな分野で活用が見込まれている。それぞれどんな特徴があり、どのような分野で活用の可能性があるのだろうか。

 そもそもブロックチェーンとは?

 話をしてくれたのは、NTTデータの赤羽喜治さん(金融推進部・技術戦略推進部部長)と愛敬真生さん(同部シニアITスペシャリスト)。2人は著書『ブロックチェーン 仕組みと理論 サンプルで学ぶFinTechのコア技術』(リックテレコム)で、ブロックチェーンの基礎を分かりやすく解説している。

 あらためて説明しておくと、ブロックチェーンとは取引データの塊(ブロック)を暗号技術を用いて鎖(チェーン)のようにつなぎ、それを複数のコンピュータ(ノード)間で保持し合うことで改ざんを難しくする技術。その仕組みから「分散型台帳」などとも表現される。

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