ビットコイン支える「ブロックチェーン」って何? NTTデータのスペシャリストが解説 (4/5ページ)

赤羽さん(左)と愛敬さん(右)
赤羽さん(左)と愛敬さん(右)【拡大】

  • ブロックチェーンの分類
  • “ビットコインのブロックチェーン”から“分散型台帳技術”へ(出典:NTTデータ、以下同)
  • ブロックチェーンの仕組み
  • 貿易金融への分散型台帳技術導入イメージ

 だが、プライベート型の場合は「合意形成が本当に必要な業務か検討すべき」(赤羽さん)とも。「例えば利息計算をブロックチェーンでやることに意味があるかというと、はっきり言ってただの無駄でしかない。そういうものは合意をとる必要ない」(赤羽さん)。業務によっては従来型のデータベースの方が適していることもあるという。

 それにも関わらず、社内業務にブロックチェーン活用を見込む企業は多い。なぜだろうか。

 コストダウンの可能性も ただし、「最終的にはんこ」はNG

 赤羽さんによると、プライベートブロックチェーンに関心がある企業の狙いの多くは「コスト削減」だ。「世間でよく言われているのは、ブロックチェーンを使うと安くシステムを作れるということ。ITコストは経営層にとって重い課題。安くできるならそうしたいはず」(赤羽さん)

 だがコスト削減は、ブロックチェーンそのものの本質的な価値ではない。確かにコスト削減の可能性もあるものの、「ブロックチェーンに合わせて業務を簡素化することで、非常に大きなコストダウンができる--というのが正確な表現」(赤羽さん)という。

 例えば、会社の書類を電子化し、あるユーザーが使うときにはその前のユーザーが入力したデータがすでに登録されており、必要な項目を追加するだけで次に回せる--。そんな仕組みをブロックチェーンで実現すれば、業務の在り方も変わってくると赤羽さんは言う。

ブロックチェーン導入、さまざまな角度からの検討を