仙台藩主滞在の書院「勝画楼」保存へ 宮城・塩釜神社

江戸時代中期に建てられたとみられる書院造りの建築物「勝画楼」=13日、宮城県塩釜市
江戸時代中期に建てられたとみられる書院造りの建築物「勝画楼」=13日、宮城県塩釜市【拡大】

 宮城県塩釜市は13日、同市の塩釜神社から、江戸時代中期に建てられたとみられる書院造りの建築物「勝画楼」を無償で譲渡されたと発表した。神社は老朽化などを理由に取り壊しを決めていたが、仙台藩主が滞在するなど歴史的価値が高いとして、市が修復・整備して保存する意向を示していた。将来的には市の文化財に指定し、一般公開する方針。

 勝画楼は塩釜港を一望できる高台にあり、滞在した仙台藩第5代藩主伊達吉村が、建物からの景色を「画に勝る」として命名した。明治天皇が宿泊したこともある。

 東日本大震災では倒壊を免れたが、台風の暴風雨などで建物の屋根が飛びかねないと神社側は懸念。傷んだ床が抜ける危険もあり、安全のため周辺の敷地も含めて現在は立ち入りが禁止されている。

 塩釜神社の権宮司、野口次郎さんは「市が保存してくれるのは良いことだ。今は人が立ち寄れないが、市と協力して多くの人に見てもらえるようにしたい」と話した。

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