【動画あり】雲・ちり観測し温暖化を解析 人工衛星「しきさい」公開 茨城

公開された観測衛星「しきさい」=つくば市の筑波宇宙センター
公開された観測衛星「しきさい」=つくば市の筑波宇宙センター【拡大】

  • 報道陣に公開された気候変動観測衛星「しきさい」=14日午後、茨城県つくば市のJAXA筑波宇宙センター(宮崎瑞穂撮影)
  • 報道陣に公開された気候変動観測衛星「しきさい」=14日午後、茨城県つくば市のJAXA筑波宇宙センター(宮崎瑞穂撮影)
  • 公開された観測衛星「しきさい」=14日午後、茨城県つくば市の筑波宇宙センター

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、地球温暖化の予測に役立てるための観測衛星「しきさい」を、茨城県つくば市の筑波宇宙センターで公開した。本年度中に鹿児島県からH2Aロケットで打ち上げる予定。

 雲や大気中のちり、地表の植物などの状態を長期間にわたって観測し、気候変動の解析に利用するのが狙い。プロジェクトの責任者、杢野正明さんは「データを積み重ね、予測の高精度化に貢献したい」と話した。

 衛星の本体は高さ4・7メートル、幅2・6メートル、奥行き2・6メートルで重さは2トン。高度800キロを周回し、地表の全域を2日間で観測できる。打ち上げ費を含めた開発費は322億円。

 雲やちりは太陽光を反射して地球を冷却する効果があるとされるが、詳しく分かっていない。温暖化が進むにつれ、植物の二酸化炭素の吸収量がどう変わるかも不明な点が多く、研究チームは「しきさい」の観測で解明を目指す。

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