茨城で発見のパネル、全日空機から脱落 製造番号が一致、ガス漏れが脱落の原因

茨城県稲敷市で見つかった航空機のパネルを確認する全日空の関係者=27日夜、成田空港
茨城県稲敷市で見つかった航空機のパネルを確認する全日空の関係者=27日夜、成田空港【拡大】

 全日空は28日、茨城県稲敷市の会社敷地内で27日に見つかった航空機のパネルは、7日に成田空港に到着した全日空機から脱落した部品だったと発表した。製造番号から特定した。

 全日空と国土交通省成田空港事務所によると、7日から8日にかけ、成田空港を発着した全日空便の同じ旅客機から、脱出用シューターを収納する同じ部分のパネル(重さ約3キロ)が2度脱落している。

 全日空は「ご迷惑をおけし、おわび申し上げる。再発防止を徹底する」とコメントを発表した。

 全日空の調査では、パネルのロックを解除するための高圧ガスが漏れていたことが脱落の原因だったと判明している。

 パネルの発見現場は、成田空港から北西に約20キロで、B滑走路に到着する航空機の飛行ルートに当たる。