必要なのは心の「安全基地」 茂木健一郎氏が提言 なぜ、ゆとり世代は自己肯定を求めるのか (3/3ページ)

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  • “バブル世代”におなじみのディスコ、ジュリアナ東京。(AFLO=写真)

 もちろん、日本の現状をさらによいものにするために、批判的思考が必要なことは間違いない。諸外国との比較も冷静で客観的な評価のためには欠かせないだろうし、時には、厳しい言葉を使うこともやむをえないかもしれない。

 それでも、批判の背後に、日本を肯定的にとらえる心情があるのだということをきちんと伝えないと、建設的な批判でさえもなかなか届かない時代になっているように思う。さまざまな機会に、10代、20代と対話を重ねてきた私の、1つの結論である。

 結局、必要なのは挑戦するための心の「安全基地」だと思う。自己肯定感がなければ、成長もできない。まずはお互いの安全基地を確認することから始めることだろう。

 (脳科学者 茂木 健一郎)(PRESIDENT Online)