さいたま市の男性が市を提訴 違法な税金徴収により生活難で体調崩す

 滞納した税金の徴収で給与を過大に差し押さえられて体調を崩したなどとして、さいたま市桜区のタクシー運転手の男性(68)と長女(38)が3日、同市を相手取り、約1420万円の損害賠償を求める訴えをさいたま地裁に起こした。

 男性と弁護士によると、男性は滞納した地方税などを分納していたが、長女が給与の全額を差し押さえられたうえ、男性の妻(61)が同市役所で虚偽の説明を受けて承諾書に署名したため、平成28年5月から、男性の給与(当時約35万円)から32万円を差し押さえられるようになった。男性は生活のために深夜まで働き、同6月に体調を崩したという。

 男性側は「(同市の差し押さえは)国税徴収法で定める限度額を超えている」と主張。同市は「訴状を受け取るまで回答できない」としている。

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