宇都宮・障害者施設暴行で栃木県警OBら3人逮捕 証拠隠滅疑い 内部調査の資料廃棄

移送のため宇都宮南署を出る手塚通容疑者(右)=4日午後
移送のため宇都宮南署を出る手塚通容疑者(右)=4日午後【拡大】

  • 手塚通容疑者
  • 傷害事件で家宅捜索を受けた知的障害者支援施設「ビ・ブライト」=9月11日、宇都宮市

 宇都宮市の知的障害者支援施設「ビブライト」で4月、入所者の男性(28)に暴行したとして、運営法人「瑞宝会」職員ら男女2人が傷害容疑で逮捕された事件で、栃木県警は4日、事件に関する内部調査の資料を廃棄したとして、証拠隠滅の疑いで、県警OB2人を含む同会職員の男3人を逮捕した。

 逮捕されたのは宇都宮市陽南、手塚通容疑者(69)と同県大田原市末広、斎藤博之容疑者(58)のほか、事件当時に施設長だった宇都宮市南通り、斎藤健輔容疑者(56)の計3人。

 手塚容疑者と博之容疑者は県警OBで、手塚容疑者は平成21年の定年退職後、博之容疑者は23年の依願退職後、それぞれ同法人職員となった。

 逮捕容疑は、今年4月15日に発生した施設内での傷害事件の証拠とみられる書面を同18日に施設内で廃棄し、証拠を隠滅したとしている。県警は3人の認否を明らかにしていない。

 事件では入所の男性を蹴るなどして重傷を負わせたとして、同会職員、松本亜希子被告(25)=宇都宮市=と、職員の補助をしていた無職、佐藤大希被告(22)=栃木県那須町=が逮捕され、傷害罪で起訴された。施設では事件前後の防犯カメラの映像が消えており、県警は意図的に削除された疑いもあるとみて調べている。

 逮捕を受け、同会の土屋和夫理事長(59)は「街角に制服姿の警察官がいるだけでビシッとなる。元警察官なので抑止力になると思っていた。怒り心頭を通り越している。被害者の家族に対して本当に申し訳ない」と話した。

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