重力波にノーベル賞 相対性理論を裏付け アインシュタインが残した「最後の宿題」 (3/3ページ)


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  • バリー・バリッシュ氏
  • レイナー・ワイス氏
  • キップ・ソーン氏

 原始宇宙の謎に迫る

 重力波の観測施設を望遠鏡として使えば、光や電波では見えないブラックホールを直接捉えることができる。重力波は遠くまで伝わるため、原始宇宙の謎にも迫れる。こうした天文学上の意義も非常に大きく、発表当初からノーベル賞は確実視されていた。

 選考委員会は「これまで宇宙線やニュートリノなど、あらゆる種類の電磁波や粒子が宇宙探査に使われてきた。重力波は全く新しいもので、見えない世界を広げた」と評価した。

 LIGOチームはこれまでに計4回の検出に成功。欧州の観測施設「VIRGO(バーゴ)」も先月、検出に成功したと発表した。

 岐阜県飛騨市にある東京大宇宙線研究所の観測施設「かぐら」も再来年の本格観測を目指しており、重力波天文学は米欧日の3極を軸に大きく発展しそうだ。