NY名門高校、消えた寄付金の行方 (2/2ページ)

 キャンペーンがうまくいかなかった理由の一つは、寄付金を募る団体が他にも2つあることだ。同校のエリック・コントレーラス校長は、団体同士の競い合いはストイフェサント高校の生徒に見られる独立心が発展したものだといい、その欠点として「寄付金集めには障害となる」ことを挙げた。

 3団体は現在、同窓会の下に資産を集約すべく最終調整を行っている。支持者の中には寄付をしてくれそうな人に同窓会ではなく父母会など別の団体に資金を回すよう呼びかける人もいるが、ヘッジファンド、スタンダード・ジェネラルの共同設立者でもある同窓会のスー・キム会長は、統合はうまくいっていると話す。

 新たに選出された理事会には他にも金融業界出身者が加わっており、93年卒のキム氏は自身の任務を財政難に陥った会社を立て直すようなものだと考えている。

 統合が全て完了しても、奨学金などに使える資金はせいぜい300万ドル足らずという状況からのスタート。「転換期だ」とキム氏は言う。金融業界ではそれは、チャンスという意味でもある。(ブルームバーグ Vernon Silver)

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