群馬大の不当解雇認める パワハラで懲戒、前橋地裁

 部下へのパワーハラスメントなどを理由に、群馬大を懲戒解雇された大学院医学系研究科の元教授の男性が、解雇は不当として同大に地位確認と未払い賃金などを求めた訴訟の判決で、前橋地裁(塩田直也裁判長)は4日、解雇を無効と判断、群馬大側に、賃金の一部や慰謝料の支払いを命じた。

 塩田裁判長は、懲戒解雇は適切ではなく「無効であるといわざるをえない」と指摘する一方、「ハラスメントを行っている」とし、懲戒解雇に至る手続きの違法性は「高いとはいえず、精神的損害は未払い金の支払いなどによって一定程度回復する」とした。

 群馬大は男性が研究室職員に退職を強要するなどのパワハラをしたとして論旨勧告を決め、平成26年11月20日、勧告に応じなかったため懲戒解雇とした。

 男性側の徳住堅治弁護士は「妥当な判決」とし、群馬大は「主張が認められず残念だ」とコメントした。

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