GPS衛星、みちびき4号機 打ち上げ成功で関係者会見 「安定した信号、確実に出せる体制築く」 (1/2ページ)

みちびき4号機を載せ、打ち上げられるH2Aロケット36号機=10日午前7時1分、鹿児島県の種子島宇宙センター
みちびき4号機を載せ、打ち上げられるH2Aロケット36号機=10日午前7時1分、鹿児島県の種子島宇宙センター【拡大】

  • みちびき4号機を載せたH2Aロケット36号機の打ち上げに成功し、喜ぶ関係者ら=10日午前7時30分、鹿児島県の種子島宇宙センター

 日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき4号機の打ち上げが成功した10日、鹿児島県の種子島宇宙センターでは関係者が会見し、今後の課題などについて語った。

 みちびきは来年度から4基体制で本格運用が始まる。運用する内閣府宇宙開発戦略推進事務局の高田修三事務局長は「それまでの間、安定した信号を確実に出せるよう体制を築かねばならない。(活用の)成功事例を増やし、利便性を共有できるようにしたい」と話した。

 政府はみちびきを東南アジアなどでも普及させる方針だが、ライバルの中国も独自の衛星測位システムを売り込んでいる。

 高田氏は「みちびきはセンチメートル級の正確な信号を出せる利点がある。特質をうまく利用していただきたい」とした上で「必ずしも衛星システム間でライバル対決をしているのではない。各受信機が多くのシステムの信号を受信することで、測定の精度を上げられる」と話した。

 一方、H2Aロケットは30回連続の成功となった。打ち上げを担当する三菱重工業の阿部直彦執行役員は「(先代の)H2までは、ここまで打ち上げが続かなかった。やっと安定的に打ち上げられつつある」と安堵の表情を浮かべた。

神戸製鋼のデータ改ざんにも言及