「流氷の天使」クリオネの新種見つかる 富山湾、日本海固有種の可能性

富山大が、富山湾内で見つかったと発表したクリオネの新種
富山大が、富山湾内で見つかったと発表したクリオネの新種【拡大】

  • 富山湾で発見された新種のクリオネ(蘭越町貝の館・富山大提供)

 富山大は12日、巻き貝の仲間で「流氷の天使」と呼ばれるクリオネの新種が富山湾内で見つかったと発表した。富山大によると、これまでに世界で確認されているクリオネは4種で、昨年も約100年ぶりに新種がオホーツク海で見つかっていた。

 クリオネは主に北極や南極周辺の冷たい海に生息。富山大は、新種は日本海固有種の可能性があるとしている。

 富山湾の生態系を研究する同大大学院の張勁教授らが発見。国内の研究者が新種と確認したという。