昨年の東武脱線事故で「台車溶接に不具合」製造元は反論

 東京都板橋区で昨年5月、東武東上線大山-中板橋間で普通電車の一部車両が脱線した事故について、東武鉄道は13日、「鉄製の台車製造時に溶接で不具合があった可能性がある」との調査結果を発表した。不具合の影響で台車に亀裂が発生、バランスが崩れて車輪が浮いたとしている。

 同社によると、亀裂は台車を構成する空洞状のはりと内部の補強板の溶接部分で発生。台車の別の溶接がいびつな形状になっているのが複数見つかったことから、亀裂部位にも溶接不具合があったとの見方を示した。負荷がかかるようになったため、亀裂が発生したと推定した。過去に亀裂の発生はなく、再発防止策として重点的な検査項目に含める。

 台車は平成元年に住友金属工業(現新日鉄住金)が製造。新日鉄住金は「(同社が実施した)検証では溶接の不具合は亀裂に進展しないという結果が出ている」とコメントした。

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