加入期間短縮、新たに35万人に年金

 公的年金を受け取るのに必要な加入期間(受給資格期間)が25年から10年に短縮されたことに伴い、16日までに、これまで無年金だった約35万人に初めての年金が口座振り込みで支給された。厚生労働省によると、特にトラブルはなかったという。

 受給資格期間は、通算で25年の加入期間を満たせずに無年金になっている人の救済を目的に、昨年法改正し、必要な期間を10年に短縮した。日本年金機構は2~7月に、対象となる67万6000人に通知を送付した。

 初めての年金を受け取ったのは、このうち7月末までに請求手続きをした34万8000人。