富士山噴火に備え覚書 ヘリ退避で警視庁

 警視庁航空隊は19日、富士山などが噴火した際、所有するヘリが福島空港(福島県)に退避できるようにする覚書を県福島空港事務所と交わした。

 航空隊によると、対象となる火山は、噴火時に東京都内に降灰の恐れのある富士山、浅間山、箱根山など。気象庁から噴火や噴火警報が発表された場合、警視庁のヘリ14機のうち2機を、福島空港へ退避させることができるとしている。

 警視庁が火山の噴火を想定し、ヘリの退避場所を確保するための覚書を結ぶのは今回が初めて。今後、他の空港にも同様の協力を求めていくとしている。