皇后さま83歳 陛下の譲位「大きな安らぎ」

皇居内の大道庭園を散策される天皇、皇后両陛下=9月27日(宮内庁提供)
皇居内の大道庭園を散策される天皇、皇后両陛下=9月27日(宮内庁提供)【拡大】

 皇后さまは20日、83歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、宮内記者会の質問に文書で回答し、6月に天皇陛下の譲位を可能とする特例法が成立したことについて触れ「計りしれぬ大きな安らぎ」を覚えるとつづられた。特例法について皇后さまが公に感想を述べられたのは初めて。

 皇后さまは陛下のご活動を振り返り「長い年月、ひたすら象徴のあるべき姿を求めてここまで歩まれた」とご回想。譲位の道筋がついたことは「御高齢となられた今、しばらくの安息の日々をお持ちになれるということに計りしれぬ大きな安らぎ」を覚えると表現し、今年、84歳になられる陛下を気遣われた。また、特例法成立までに行われた国会などでの議論を踏まえ「多くの方々に深く感謝しております」と記された。

 陛下の譲位時期は平成30年末か、31年3月末が有力視されている。このため皇后さまは今年、地方での陛下のご公務に同行した際は「公的に陛下にお供して、これらの府県を訪れる最後の機会かもしれない」と感じ入りながら臨まれていたという。

 側近の一人は「皇后さまは、陛下のご様子が大丈夫かいつも案じられている。陛下のご健康を考えたとき、譲位の実現は皇后さまにとって大きな安心材料になるのだろう」とおもんぱかった。