スバルも無資格検査 群馬の工場で30年以上 リコールも検討 (1/2ページ)

無資格の従業員に完成車検査をさせていたことが分かったスバルの本社=27日午前、東京・恵比須
無資格の従業員に完成車検査をさせていたことが分かったスバルの本社=27日午前、東京・恵比須【拡大】

 SUBARU(スバル)の群馬県の2工場が、国の規定に反して資格を持たない従業員に新車の出荷前の完成車検査をさせていたことが27日、分かった。無資格検査は30年以上前から行われていた。正規検査員が無資格者にはんこを貸して、検査の記録書類に押印させる偽装も常態化していた。安全性への影響を検討し、国土交通省と協議してリコール(無料の回収・修理)を実施するかどうか判断する方針だ。27日にも発表する。

 無資格検査が発覚したのは日産自動車に続き2社目。国産車の品質に対する信頼が低下するのは必至。自動車メーカー任せにしてきた検査制度の見直し議論が加速しそうだ。

 関係者によると、スバルには社内資格を持つ検査員が約250人いる。新車の完成車検査は資格を持つ正規の検査員がする必要があるが、群馬製作所の本工場(群馬県太田市)と矢島工場(同)では、資格取得前の実習中の従業員に、検査の一部を任せていた。

 スバルは実習で一定の教育と試験を受けた従業員に「仮免許」のような資格を与え、実務経験を積ませるために完成車検査をさせていた。スバル首脳は27日、報道陣の取材に「研修は受けているが、資格を持たない人にさせていた。30年以上前から伝統的に同じやり方でやっていた」と述べ、無資格検査が常態化していたことを認めた。

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