今年は過去2番目の暑さか WMO「温暖化が継続」

 今年の世界の平均気温は、観測史上最高となった昨年に次いで高くなる可能性があるとの見通しを、世界気象機関(WMO)が6日、発表した。昨年の高温をもたらした強力なエルニーニョ現象が起きていない中での高い水準で「地球温暖化の傾向が続いている」と警告した。

 WMOは9月までのデータを分析。産業革命前と比べた気温上昇は1・1度に達しているという。2020年に始まるパリ協定は、温暖化の深刻な被害を避けるため気温上昇を2度未満に抑える目標を掲げるが、既に半分進行したことになる。

 地域別には欧州とアフリカ、ロシアの一部が過去最高を更新。13~17年は世界平均で観測史上最も暑い5年間になるとみられる。

 海水温の高さも観測史上3位に入る水準になっている。北極の海氷の面積は平均よりかなり小さく、特に1~4月は記録的な小ささだった。

 WMOは16年の気象災害の状況も公表した。2千万人以上が洪水やハリケーンなどで避難生活を余儀なくされた。温暖化は大雨や干魃(かんばつ)といった極端な気象をもたらし、食料生産や人の健康にも悪影響を及ぼすと指摘している。

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