てるみくらぶ社長逮捕 ネットで旅行予約、トラブル急増

「てるみくらぶ」の山田千賀子社長=3月27日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)
「てるみくらぶ」の山田千賀子社長=3月27日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)【拡大】

 てるみくらぶのようにインターネットを通して格安で海外旅行ツアーを予約できる会社は増加し、個人で航空便や滞在先を予約できる旅行サイトも増えている。それを受け、海外旅行は低価格化が進み、利用者にとって身近なものとなったが、トラブルも急増。手軽さの一方、リスクも増大している現状が浮き彫りになっている。

 観光専門シンクタンク「JTB総合研究所」によると、ネットを通した旅行予約の申し込みは平成27年に全体の6割を超し、その後も増加傾向にある。

 てるみくらぶも、ネット上でツアーの予約ができるシステムを開発するなど、ネット利用者向けサービスに注力。今回、前払い金が返金されないなどの被害に遭った旅行客の多くもネットで予約していた。

 ネット予約のリスクは、国民生活センターへの相談件数にも表れている。24年は932件だった相談件数は、28年には2930件と3倍超に急増した。

 「旅行サイトで海外のホテルを予約して確認メールも受け取ったが、現地で予約が取れていないといわれた」「予約内容が選択内容と違った」などの相談が寄せられているという。