てるみくらぶ、決算書改ざん常態化 利益過小申告の裏で3000万円報酬 法人税免れる

警視庁渋谷署に入る「てるみくらぶ」社長の山田千賀子容疑者=8日午前10時19分
警視庁渋谷署に入る「てるみくらぶ」社長の山田千賀子容疑者=8日午前10時19分【拡大】

 格安旅行会社「てるみくらぶ」の融資金詐取事件で、同社が2011年9月期と12年9月期の決算書で利益を少なく見せかけて税務署に申告し、法人税の支払いを免れていたことが9日、関係者への取材で分かった。

 債務超過に陥る前年の13年9月期からは、実際には赤字だった決算書を黒字とする粉飾を開始。警視庁は、決算書の改ざんが常態化していたとみて、実態解明を進める。

 破産申立書などによると、てるみくらぶが税務署に提出した11年9月期と12年9月期の決算書では、利益を実際よりも少なく計上。課税の時効にかからない12年分だけで支払いを免れた税金の額は約5千万円に上る。

 詐欺容疑などで逮捕された社長の山田千賀子容疑者(67)は決算書を改ざんしていた期間中も、年間3千万円を超える高額の報酬を得ており、警視庁は税金として支払いを免れた資金などの使途についても調べている。