京都賞授賞式 情報通信技術の発展に貢献した富士通研究所・三村氏「周囲の支え大きかった」

京都賞を受賞した(左から)三村高志氏、グレアム・ファーカー氏、リチャード・タラスキン氏=10日、京都市左京区
京都賞を受賞した(左から)三村高志氏、グレアム・ファーカー氏、リチャード・タラスキン氏=10日、京都市左京区【拡大】

 科学や芸術の発展に貢献した国際的な業績をたたえる第33回京都賞(稲盛財団主催)の授賞式が10日、京都市の国立京都国際会館で行われた。富士通研究所名誉フェローの三村高志氏(72)=先端技術部門=ら3氏にメダルと賞金5000万円が贈られた。

 衛星放送の受信機などに使われる半導体「高電子移動度トランジスタ(HEMT=ヘムト)」を発明し、情報通信技術の発展に貢献した三村氏は「私一人の力で成し遂げたというより周囲の支えが大きかった。恩返しできるという意味でうれしい」と喜びを語った。

 ほかの受賞者は、植物の光合成などで地球環境の動きを説明する数理モデルを開発したオーストラリア国立大特別教授のグレアム・ファーカー氏(69)=基礎科学部門=と、音楽史研究に功績がある米カリフォルニア大バークリー校名誉教授のリチャード・タラスキン氏(72)=思想・芸術部門。

 京都賞は1985年創設。山中伸弥・京大教授も受賞している。