【車無資格検査】「やるべきことをやっていないと、こういうことが起きる」日産社長会見の薄い当事者意識

無資格検査問題の報告書を国交省に提出し、記者会見で眼鏡に手をやる日産自動車の西川広人社長=17日午後、横浜市の本社
無資格検査問題の報告書を国交省に提出し、記者会見で眼鏡に手をやる日産自動車の西川広人社長=17日午後、横浜市の本社【拡大】

 新車の無資格検査問題をめぐり、日産自動車の西川広人社長は17日、国土交通省に報告書を提出後、本社(横浜市西区)で記者会見を開いた。西川氏は「現状を挽回する」と繰り返し、問題の背景などを淡々と説明。「やるべきことをやっていないと、こういうことが起きる」とも発言、検査制度の根幹を揺るがした不正に対する当事者意識の希薄さを浮かび上がらせた。

 問題発覚後、4回目の会見に臨んだ西川氏は冒頭、約5秒間頭を下げた。無資格検査が長年続いた背景に「現場認識とギャップが大きい社内基準を放置したことが要因」との見方を示し、経営陣と現場の間に「壁や距離」があるため「現場から問題提起されない」と訴えた。

 一度も会見の場に姿を見せなかったカルロス・ゴーン会長について西川氏は、「執行責任は私が持っている。(ゴーン氏から)今の責任はあなたにあるから、あなたがやれ、と(言われた)」と言葉を濁した。