「角打ち」が今熱い! インターナショナルなお店も登場 米国在住20年の熱い店主 (1/3ページ)

 「角打ち(かくうち)」という言葉をご存じだろうか? 酒屋さんで缶ビールやカップ酒、缶詰めや乾き物などを買い、そのまま店内もしくは店先で飲むスタイルだ。

 「日本国語大辞典」(小学館)によると、「酒を升にはいったまま飲むこと」で、「升で酒を飲むこと、酒屋の店頭で酒を飲むこと、金銭を出し集めて宴をすること」ともある。

 店によってスタイルは違うが、通常は従来の酒屋さんのように、お客が店の冷蔵庫から飲み物を取り出してレジでお金を払い、そして店内で飲むのが一般的だ。

 角打ちの魅力の一つはとにかく「安い」ことだ。お客が商品を買ってその場で飲むだけのため、お店側も接客する必要など全くなく、飲食店のような労力がかからない。そのため、お店に売っている商品に少しだけ上乗せされた金額で飲むことができる店がほとんどだ。

 発祥は諸説あるようだが、北九州の炭鉱地帯らしい。炭鉱の仕事は24時間交代制だ。そのため、仕事の終わりが朝になることも多かったという。仕事上がりの一杯はたいそう美味い。しかし、朝から飲める酒場がない。コンビニも当時はなかった。そこで「角打ち」の登場だ。

▽アメリカ帰りの店主が経営するインターナショナル角打ち

 角打ちはもともと古くから日本にあるお店のスタイルだが、アメリカに20年住んだ人間が営む東京・阿佐ヶ谷にある角打ち「酒ノみつや」はどこかインターナショナルだ。まずビールの種類が半端なく多い。世界中から仕入れたビールが所狭しと冷蔵庫に詰まっている。まるでビールのオリンピックか? ワールドカップか?

なぜインターナショナルに?