人気漫画「るろうに剣心」作者の和月伸宏さん、児童ポルノDVD所持容疑で書類送検 集英社、新シリーズの休載決定

 女児の児童ポルノ動画を所持したとして、警視庁少年育成課は21日、児童買春・ポルノ禁止法違反(単純所持)の疑いで、人気漫画「るろうに剣心」作者の和月(わつき)伸宏(本名・西脇伸宏)さん(47)=東京都西東京市=を書類送検した。

 送検容疑は10月、都内の事務所で、女児の裸が映った動画を収録したDVD複数枚を所持したとしている。「児童の裸が好きで、購入していた」などと容疑を認めているという。

 同課によると、別の児童ポルノ事件の捜査で、和月さんが児童ポルノDVDを購入していた疑いが浮上。事務所を捜索したところ複数のDVDが見つかった。

 「るろうに剣心」は平成6~11年に漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、シリーズの累計発行部数は6千万部超。アニメや映画も人気を博し、今秋からは月刊漫画雑誌「ジャンプスクエア」(同社)で新シリーズの連載が始まっていた。

 集英社広報部は「社として重く受け止めている。作家は深く反省している」とのコメントを発表。新シリーズは12月4日発売号から当面休載するとした。