電子書籍販売サイト運営「イーブックイニシアティブジャパン」を強制調査 監視委

 電子書籍販売サイト「イーブックジャパン」を運営する配信会社の関係者の知人がインサイダー取引をしたとして、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反の疑いで、東証1部上場の電子書籍配信会社「イーブックイニシアティブジャパン」(東京)など関係先を強制調査していたことが24日、証券市場関係者への取材で分かった。

 関係者によると、IT大手「ヤフー」が配信会社を子会社化するために行った株式公開買い付け(TOB)をめぐり、配信会社の関係者の知人が公表前の内部情報をもとにインサイダー取引で不正な利益を得ていた疑いが持たれている。

 イーブック社は産経新聞の取材に対し、「監視委員会の調査が入っているのは事実。調査には全面的に協力し対応している」としている。

 ヤフーは昨年6月、イーブック社と資本・業務提携し、TOBによって連結子会社にすると発表。TOBを発表し、同年8月末に成立していた。イーブック社は平成12年に設立され、23年に東証1部に上場。今年3月期の売り上げは約119億円。漫画などの電子書籍を配信している。