東レのデータ改竄 「製造業の信頼傷つける」公表遅れを批判 世耕弘成経産相

世耕弘成経産相
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 世耕弘成経済産業相は29日の閣議後会見で、東レが子会社の製品検査データ改竄を平成28年7月に把握しながら1年超も公表しなかったことについて、「はっきりいって非常に遅い。日本の製造業の信頼を傷つけかねない」と指摘。産業界に対し「早く自社のなかを点検し、速やかに結果を公表してほしい。出すべき膿は一日も早く全部出し切ってほしい」と呼びかけた。

 世耕氏は国内企業の不正が相次いで発覚していることについて、「構造的な問題というよりは各個社の問題」と改めて説明。ただ、「社会的に非常に関心が高まっているにも関わらず、五月雨式に公表されている。この姿勢に非常に問題を感じる」と批判した。

 また、「万が一類似の事案が確認された場合は、顧客対応などとは別に速やかに社会に公表して、信頼回復に全力を注ぐことを期待したい」と強調した。