ロヒンギャ難民帰還合意も先行き不透明

いかだでミャンマーとの国境を流れるナフ川を渡るロヒンギャ難民=11月12日、バングラデシュ・シャポリルトゥイップ(AP)
いかだでミャンマーとの国境を流れるナフ川を渡るロヒンギャ難民=11月12日、バングラデシュ・シャポリルトゥイップ(AP)【拡大】

 バングラデシュ政府は、同国に大量流入している少数民族ロヒンギャ難民の帰還について、ミャンマー政府と11月23日に合意した。合意にもとづき、60万人以上ともされる難民の帰還は早ければ2カ月以内に開始される見通しだ。しかし、帰還対象者の認定手続きや期限などの詳細では合意に至っておらず、先行きは依然として不透明とされる。バングラデシュの現地紙デーリー・スターなどが報じた。

 両国政府は過去、1978年と92年にもバングラデシュからミャンマーへのロヒンギャ難民帰還で合意しており、当時はそれぞれ約20万人が帰還した。

 今回の帰還は92年の合意で定めた原則にもとづくとしているが、バングラデシュの専門家はミャンマー国内のロヒンギャ居住地の損壊など「事情が当時とはまったく異なる」として難航を予想している。