「露制裁は米新政権で破棄」 フリン被告、仕事関係者に請け合う

 ロシアとの接触について米連邦捜査局に(FBI)に嘘の供述をした罪を認めた前米大統領補佐官(国家安全保障担当)のマイケル・フリン被告は、トランプ大統領の就任時にビジネス上の関係者に対し、米国によるロシア制裁が新政権で「破棄される」と請け合っていたことが明らかになった。

 下院監視・政府改革委員会のカミングス民主党筆頭理事は6日、同委のゴウディ委員長宛ての書簡で、トランプ大統領が就任宣誓を1月20日に行っている間にフリン被告が元仕事関係者に対し、中東の原子炉建設でロシアと協力する計画を「進めて大丈夫」とのメッセージを送った状況に関する内部告発者の説明を詳述した。

 それによると、内部告発者は中東への投資促進を狙ったビジネスプランについて話した。このプランは、フリン被告が2016年の大統領選と政権移行期に助言していた企業が推進、中東に原子力発電所を建設するロシアとの合弁プロジェクトの促進を目指すものだったという。内部告発者はカミングス氏に対し、トランプ氏の大統領就任式の場でこの企業幹部に会い、同幹部からフリン被告からプロジェクトを「進めて大丈夫」との「テキストメッセージを受け取ったばかり」と伝えられたと説明した。

 この幹部はACUストラテジック・パートナーズのマネジングパートナー、アレックス・コプソン氏で、同氏は内部告発者にテキストメッセージの画面を見せたという。告発者はテキスト内容は確認しなかったが、受信時刻が午後12時11分とトランプ氏の就任宣誓の最中だったため、それについて覚えていた。(ブルームバーグ Billy House)