山形・羽越線脱線事故で示談成立 JR東、遺族や負傷者全員

 山形県庄内町のJR羽越線で平成17年12月、特急列車が脱線し、乗客のうち5人が死亡、31人が重軽傷を負った事故でJR東日本は14日、遺族や負傷者全員との示談が成立したと明らかにした。成立時期は公にしていない。事故では乗客の他、運転士と車掌も負傷した。

 JR東はレーダーで突風の発生場所を予測し、運転規制に役立てる技術を開発。19日から導入するとしており、この時期に示談について公表した理由を「発生から間もなく12年がたち、事故を受けた安全確保策の整備などが一定程度進んだため」と説明している。

 事故は17年12月25日夜に発生。6両編成の秋田発新潟行き特急いなほ14号が突風にあおられて脱線し、横転した1、3両目が線路脇の小屋に衝突した。

 今月25日には発生場所付近で、遺族や同社関係者による慰霊祭が開かれる。